Release.2023.3どのSNSを選ぶべき?病院・クリニックにマッチした「SNS選定」を考えよう
最近、クリニックや病院でSNSの運用についての相談をうけることが増えてきたので、コラムを書いてみましたので、興味ある方は一読ください。
【①】「何のためにSNS運用を行うのか?」
SNS運用をしていると、どうしてもフォロワー数やいいね!の数を増やすことに気持ちが向いてしまいがちですが、もっとも重要なのは、SNS投稿自体が目的にならないよう注意しましょう。
SNS運用の目的(ゴール設定)の目的として、次のようなものがあげられると思います。
◎認知獲得(潜在顧客の認知獲得)
◎ファンの獲得(好意度の向上、知名度やブランディングの向上)
◎購入意欲、来店意欲の向上
◎関係性強化
【②】誰に向けての発信なのか?情報を届けたいターゲット層を決めましょう。
目的が決まったら、次は「情報を届けたい人は誰なのか?」「性別は!?年齢層は!?」を明らかにします。
なぜ、こういったターゲット設定が必要かというと、「SNSをどれ」にがきめやすくなります
逆をいえば、「誰に届けたいのか?」が曖昧だと、方向性が不明確なので、今は○○が流行っている!○○をやるべき!に惑わされやすくなります。
もっと具体的に進めたいのであれば、ターゲットを決める際に、ペルソナ設定もおすすめです。
上記は検索したらたくさん情報がでてくるので、求めるペルソナの設定をしてみたら、よりイメージしやすいと思います。
【③】運用するSNSを選ぼう
SNSにはそれぞれ特徴がありますので、SNSの特徴を理解し自社の目的に合わせたSNSを選定しましょう。
自社がターゲットにしている顧客層を明確にすることが、SNSを選定するうえでの最初のステップになります。ターゲット層の年齢層や性別、興味関心、ライフスタイルなどを把握することで、どのSNSが最も適しているかが見えてきます。
SNSには、Facebook、Instagram、Twitter、YouTube、TikTokなど、様々な種類があります。それぞれの特徴を理解することで、自社に合ったSNSを選択しましょう。
Facebookは、世界中で最も多くのユーザー数を誇るSNSの1つです。ユーザー層は幅広く、特に40〜60代の中高年層に利用されています。ビジネスや個人の両方が利用可能で、広告の出稿も可能です。Facebookページを作成することで、ブランドの認知度を高めることができます。
個人的主観も含めてお話をすると、年齢的にも少しお金に余裕のある方も多く、病気や健康に、最も気になる年齢層をもっているSNSのため病院・クリニックなどには比較的向いていますが、若者のほとんどはやっていません。
Instagramは、写真や映像を中心としたSNSです。ユーザー層は若い年齢層が中心で、特に10代から30代前半までの女性を中心とした若年層に利用されています。ビジネスアカウントを作成することができ、商品の販売促進やブランドの認知度を高めることができますが、クリニックや病院で活用する場合は、小児科などは、ターゲット層としては、向いていますが、内科・外科などであれば、このユーザーを5年~10年後に取り込むための施策の一つとしてとらえ実施すると疲弊感も減っていくと思います。
Twitterは、140文字以内の短いテキストを投稿することができるSNSです。ユーザー層は、若い年齢層から中高年層まで幅広く、情報収集やニュース収集のために利用されることが多いです。企業が利用する場合は、キャンペーンの実施やクーポン配布などが一般的です。
● YouTube
YouTubeは、映像コンテンツを中心としたSNSで、動画投稿者が収益化することも可能です。ユーザー層は幅広く、動画を見たい人や自分の動画を投稿したい人に利用されます。ビジネス活用としては、商品の紹介動画や企業情報の発信が一般的ですが、タグやアノテーションをしっかり仕込むことが重要です。
● TikTok
TikTokは、音楽やショートムービーを中心としたSNSで、若い年齢層を中心に利用されています。ビジネスアカウントを作成することで、商品の販売促進やブランドの認知度を高めることができます。
動画に自身がある方や流行についていきたい方は、認知をとるのに適したツールでもありますが、感性の違いが出やすいので若い方に任せて運用することをお勧めいたします。
以上のように、自社にマッチしたSNSを選定するためには、自社のターゲット層を把握し、SNSの特徴を理解し、競合他社のSNS活用状況を調査し、自社の目的に合わせたSNSを選定することが大切です。
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