Release.2023.11イラレに生成AIが実装されたぞ!
昨今何かと話題の生成AIがいつの間にかIllustratorに搭載されていた!
普段はあんまりアプリケーションの新機能を調べたり、率先して使ったりしない私ですが、
テキストでキーワードを打ち込むと商用利用可能なベクターデータ(簡単に言うと大きく拡大しても荒くならず、かつ編集が可能なイラスト)を作成してくれるとのことで、
これで簡単にイラストが作成出来るなら、日々の業務で意外と時間を取る、良い感じのイラストを探す時間が激減するのでは??
これは使ってみなければ!!と言うことで早速やってみました!
まず、ウィンドウから「プロパティ」を選ぶ。
出てきました!ここで「プロンプト」部分に生成したいイラストの説明を書きます。
猫好きなので、猫のイラストを依頼!「生成(Beta)」ボタンを押します。
はいど〜ん!!なかなか可愛い!
バリエーションが同時に3つ出来ます。このイラストはちょっとリアル寄り。
これはもう一回生成し直した時に出てきたイラスト。「生成」ボタンを押すと何回でも作り直してくれます。
プロパティウインドウを下にスクロールするとイラストを編集するためのツールが出てきます。
この猫は生成された時は普通に茶トラでしたが「オブジェクトの再配色」でピンクの猫に!
キャラクター系はなかなか良いかもしれません。
次になかなかイメージ通りのものがなく探すのが大変だし、見つからない時は1から描かなければならない車や家のイラストを生成してみます。
う〜〜〜〜ん、絵柄が古い…昭和の香り…何回か生成し直してみましたが圧倒的レトロ感!車はダメかも…
家も試してみます。
めちゃくちゃ洋風!!ハリウッド映画でアメリカの田舎の街にありそうな家です。大体そんな感じのものが出来てきます。
家のイラストも絵柄が古く日本のハウジングメーカーの建てた家っぽくない。あんまり使えそうにないかも。
使える系統のものとイマイチな系統のものがあるとわかりました。
総括として、イラレの生成AIは、まだ微妙な感じですが、上手く使えば作業時間の短縮が出来るかもしれません。
あと、「モックアップ」という機能も新しく搭載されました。
直訳すると「模型」を意味するモックアップは、デザインの完成イメージをつかむサンプルのようなもの。
完成品の見た目やデザインはこんな感じだよ!とクライアントさんに見せるために作成します。
では、試してみます!
猫のイラストの入ったマグカップを作ろうと思います。
猫のイラスト(生成AI産)とマグカップの写真を用意します。
ウィンドウから「モックアップ」を選択します。
モックアップウィンドウを出して…
猫のイラストとマグカップの写真をドキュメント上に配置、両方を選択して、「モックアップ」ボタンを押します。
簡単!丸みのあるマグカップにちゃんと猫のイラストが張り付いています!
これフォトショップで合成しようとするととてもめんどくさいし、時間もかかるんですよね。
これはかなり使える機能なのではないでしょうか?
以上、Illustratorの2つの新機能でした!
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